医療機関で処方される目薬やドラッグストアで販売される市販薬まで、点眼剤は幅広い用途で使われています。しかし、受託製造に対応する業者(CDMO)は数多く、剤形への対応力や無菌管理の体制は業者ごとに異なります。本記事では、点眼剤の主な受託製造業者、業者の選び方、依頼の流れなどについて詳しくご紹介しています。
以下、国内で点眼剤の受託製造に対応している主な業者をご紹介します。各社によって対応可能な剤形や製造設備、受託範囲などは異なるため、それぞれの特徴や強みを比較し、自社の製品開発や製造ニーズに適した委託先を検討してみてください。
医薬品の製造・販売に加え、受託製造事業も展開しているメーカーです。点眼薬をはじめ、眼軟膏剤、洗眼薬、点鼻薬などの受託製造に対応しています。社内に蓄積された製造技術や生産設備、品質管理体制を生かし、原材料や製造設備、ライン構成などを的確に提案。容器形状や容量、発売までの日程などの要望も踏まえながら、安定した供給体制の構築を支援しています。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 眼科用剤 | 点眼薬、眼軟膏剤、洗眼薬 |
| 耳鼻科用剤 | 点鼻薬 |
| 会社名 | 日東メディック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県富山市八尾町保内1-14-1 |
| 電話番号 | 076-455-3451(代) |
| 公式HP | https://www.nittomedic.co.jp/ |
錠剤やカプセル剤、散・顆粒剤、無菌製剤、液剤、坐剤など、多様な剤形の受託製造に対応している医薬品メーカーです。無菌製剤では、マルチドーズの点眼剤を受託製造できる設備を完備。点眼剤はPIC/S GMPなどに対応した無菌製剤専用工場で製造され、工場内にはRABS搭載充填機を導入しています。委託企業の要望に応じて、幅広い剤形の製造に柔軟かつスピーディーに対応している業者です。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 錠剤 | 素錠、フィルムコーティング錠、糖衣錠、口腔内崩壊錠、徐放錠、腸溶錠、チュアブル錠 |
| カプセル剤 | 硬カプセル1号、2号、3号、4号 |
| 散・顆粒剤 | 三方シール、四方シール、スティック、ボトル |
| 無菌製剤 | ガラスアンプル注射剤、ポリエチレンボトル注射剤、点眼剤(マルチドーズ) |
| 液剤 | ガラス瓶、ポリエチレンボトル |
| 坐剤 | 水性基剤、油性基剤 |
| 会社名 | 日新製薬株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県天童市清池東2-3-1 |
| 電話番号 | 023-655-2131 |
| 公式HP | https://www.yg-nissin.co.jp/ |
医療用医薬品や一般用医薬品などの製造を手がけ、各種医薬品の受託製造にも対応している医薬品メーカー。点眼剤では専用ラインを設け、医療用・一般用の多品目を受託生産できる体制を構築しています。軟膏剤や貼付剤、錠剤、カプセル剤、液剤など幅広い剤形にも対応し、工業化検討から製品化まで顧客のさまざまなニーズに応えています。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 点眼剤 | 医療用点眼剤、一般用点眼剤 |
| 軟膏剤 | 軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、パスタ剤、液剤 |
| 貼付剤 | 消炎鎮痛貼付剤、経皮吸収型製剤 |
| 内服剤・液剤 | 錠剤、カプセル剤、顆粒剤、液剤、ドリンク剤 |
| その他 | 粉末鼻噴霧剤、鼻スプレー剤、口腔スプレー剤 |
| 会社名 | テイカ製薬株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県富山市荒川1-3-27 |
| 電話番号 | 076-431-8881(代表) |
| 公式HP | https://www.teika.co.jp/ |
製造後の医薬品は、国内外を問わず、必要とされる国や地域へとスムーズに提供できるのがビジネスの理想。CDMOのなかには海外に製造拠点を構え、FDAや三極対応などの認証を得ているところがあり、グローバル展開を考えているのであれば、製造後の支援ができるCDMOに依頼するとよいでしょう。
このサイトではそんなCDMOのなかから、製造したい医薬品の剤形別におすすめのCDMOをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
点眼剤は目に直接使用するため、高い安全性と品質が求められる医薬品です。ここでは点眼剤の種類や製造依頼から納品までの流れといった基本知識を解説します。
点眼剤の受託製造依頼は、業者によって多少の違いはあるものの、一般的に次のような流れで進められます。
点眼剤は無菌であることが絶対条件です。そのため、製造工場には一般的なクリーンルームではなく、グレードAやグレードBと呼ばれる、手術室と同等かそれ以上に清浄度の高い環境が求められます。業者選定の際には、無菌管理体制の水準や微粒子の管理体制などをしっかりと確認しましょう。
点眼剤製造における主流技術のひとつ「BFS(成形・充填・密封)システム」への対応状況も確認しましょう。
BFS(成形・充填・密封)システムとは、1台の機械の中でプラスチック容器の成形、薬液の無菌充填、容器の密閉までを数秒で連続して行う技術のこと。人の手が触れる工程がないため無菌性が極めて高く、異物混入のリスクも大きく抑えられます。
目への刺激を抑えるため、近年は防腐剤(エデト酸ナトリウムやベンザルコニウム塩化物など)を配合しない点眼剤へのニーズも高まっています。ただし防腐剤フリーで長期間の無菌性を保つには、特殊なフィルター付き容器の採用や高度な製剤設計が必要となるため、こうした市場ニーズに合わせた処方・容器への対応力があるかどうかも重要な選定基準となります。
錠剤・カプセルが主の化学合成医薬品や、注射剤・点滴剤が主のバイオ医薬品など、CDMOによって製造できる医薬品に違いがあります。ここではそれぞれのおすすめCDMOについて詳しくご紹介しています。ぜひ自社の開発工程に合った依頼先にお問い合わせください。

| 製造能力 |
|---|
| 錠剤:36億錠/年 細粒・顆粒剤:900t/年 ※ |

| 製造能力 |
|---|
| 公式サイトに記載なし |

| 製造能力 |
|---|
| チューブ:5,500万本 ボトル:2,000万本※ |