手指消毒液や環境除菌剤など、消毒薬の受託製造(OEM・ODM)に対応する国内メーカーは複数存在します。本記事では実績のある業者と依頼の基本フロー、選定時のポイントを紹介します。
ここでは、消毒薬の受託製造に対応している国内の主要メーカーを紹介します。得意とする剤形や製造設備はメーカーごとに異なるため、自社の商材に合った業者選びの参考にしてください。
日興製薬株式会社は、岐阜県羽島市に本社を置く医薬品メーカーです。殺菌消毒剤の液剤製造を得意とし、大型製造設備による量産体制を整えています。高品質な精製水を用いた液剤製造に加え、軟膏剤や散剤の受託実績も豊富です。GMPを遵守した品質管理体制のもと、医療用医薬品から医薬部外品まで幅広いニーズに対応しています。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| アルコール製剤 | 消毒用エタノール、イソプロパノール製剤 |
| 殺菌消毒剤 | クロルヘキシジングルコン酸塩、ベンザルコニウム塩化物、ポビドンヨード等 |
| 軟膏剤 | 日本薬局方収載の軟膏剤 |
| 散剤 | 酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム等 |
| 会社名 | 日興製薬株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県羽島市上中町一色467番地1 |
| 電話番号 | 058-398-2541(本社代表) |
| 公式HP | https://www.nikko-pharm.co.jp/ |
健栄製薬株式会社は、大阪市中央区に本社を置く、消毒用エタノールで高いシェアを持つメーカーです。松阪工場には1,000Lから最大8,000Lまでの調合設備があり、小ロットから大規模生産まで柔軟に対応できる生産体制を備えています。液剤のほか、粉末製剤・半固形製剤・固形製剤までワンストップで受託製造が可能です。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 液剤 | アルコール消毒剤、ポビドンヨード、ベンザルコニウム塩化物、次亜塩素酸ナトリウム等 |
| 粉末製剤 | 分包品から大入り品まで幅広い包装に対応 |
| 半固形製剤 | 軟膏、クリーム、ジェル |
| 固形製剤 | 錠剤(PTPシートからバラ充填まで対応) |
| 会社名 | 健栄製薬株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市中央区伏見町2丁目5番8号 |
| 電話番号 | 06-6231-5822 |
| 公式HP | https://www.kenei-pharm.com/ |
シオエ製薬株式会社は、兵庫県尼崎市に工場を構える日本新薬グループの医薬品メーカーです。消毒剤の製造に強みを持ち、次亜塩素酸ナトリウム製剤専用の製造設備とアルコール製剤製造設備の両方を保有しています。秘密保持契約の締結から技術移管まで、段階を踏んだ受託製造フローが整っている点も特徴です。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 次亜塩素酸ナトリウム製剤 | 記載なし |
| アルコール製剤 | 記載なし |
| 会社名 | シオエ製薬株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県尼崎市潮江3丁目1番11号 |
| 電話番号 | 06-6499-2601(代表) |
| 公式HP | https://www.sioe-pharm.co.jp/ |
丸石製薬株式会社は、大阪市鶴見区に本社を置く、周術期・感染対策領域を得意とするメーカーです。関係会社を含め10ライン以上の外用液剤専用ラインを保有し、危険物製剤ライン・滅菌製剤ライン・一般製剤ラインを使い分けて製造しています。スプレーやポンプ容器など、多様な容器仕様への充填にも対応可能です。
| 薬品カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 医薬用医薬品 | 記載なし |
| 一般用医薬品 | 記載なし |
| 医薬部外品 | 記載なし |
| アルコール製剤 | 記載なし |
ただし外用剤(液剤・ローション剤・ゲル剤・泡剤・軟膏・クリーム・オイル類)、外用薬以外の注射剤・内服固形剤・内容液剤も受託可能
| 会社名 | 丸石製薬株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市鶴見区今津中二丁目4番2号 |
| 電話番号 | 記載なし |
| 公式HP | https://www.maruishi-pharm.co.jp/ |
消毒薬は、主成分と剤形によっていくつかの種類に分かれ、それぞれ適した商材(用途)があります。
消毒薬は用途によって医薬品、医薬部外品、雑貨(化粧品等)のいずれかに区分され、必要な許可も異なります。人体に対する消毒を目的とし、殺菌・消毒効果を標榜する場合は医薬品または医薬部外品に該当し、製造業許可・製造販売業許可を持つ業者への依頼が必要です。医薬品・医薬部外品として効能効果を謳う場合は、GMPに適合した工場を持つ業者を選びましょう。
スプレー用の液体、ジェル、シート(含浸)など、消毒薬にはさまざまな剤形があります。希望する剤形の充填設備を持っているか、アルコール耐性のある特殊な容器への充填・包装に対応できるかを事前に確認しておくことが重要です。
アルコール濃度が60%以上(重量%)の消毒液は、消防法上「第四類・アルコール類」に区分される危険物に該当します。委託先の工場が、危険物を安全に製造・充填できる防爆設備や専用の危険物倉庫を保有しているかどうかも、選定時の重要なチェックポイントです。
参照元:東京消防庁 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/arukouru.html
錠剤・カプセルが主の化学合成医薬品や、注射剤・点滴剤が主のバイオ医薬品など、CDMOによって製造できる医薬品に違いがあります。ここではそれぞれのおすすめCDMOについて詳しくご紹介しています。ぜひ自社の開発工程に合った依頼先にお問い合わせください。

| 製造能力 |
|---|
| 錠剤:36億錠/年 細粒・顆粒剤:900t/年 ※ |

| 製造能力 |
|---|
| 公式サイトに記載なし |

| 製造能力 |
|---|
| チューブ:5,500万本 ボトル:2,000万本※ |